2015-02-09 三 月 大学を卒業する際に書いた詩です。三月は人と別れる寂しい季節ですなあ。 三 月 流々純一 群青の水面に、 四年間の答えが、 見えかくれしていた。 私はとりつかれたように、 深い水面をみつめていたが、 人と別れることに混乱していた私は、 何も感じることができなかった。 一度何かを感じ始めたら、 限りない寂しさが、 私を狂わしてしまうであろうから、 私は必死になって、 無感情のまま、 いつまでも寂しげな三月の海をながめていた。 1994年